このページでは金子みすゞさんの

本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「貝と月」です。

紺屋(こうや)のかめに 

 

つかつて、

 

白い絲は紺になる。

 

青い海に

 

つかつて、

 

白い貝はなぜ白い。

 

夕やけ空に

 

そまつて、

 

白い雲は赤くなる。

 

紺の夜ぞらに

 

うかんで、

白い月はなぜ白い。

 

(貝と月:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

白いものは色々な色に染まりやすい性質があります。

 

だけど、白い貝も白い月も

 

決して染まることなく白いまま。

 

そんな不思議を発見したみすゞさん。

 

鈴木 澪

 

 

なぜ?って問いかけていて、

 

ちゃんと答えをしってるみすゞさん。

 

「ひかく」が実にたくみですね。

 

大西 進