このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「初あられ」です。
あられ
あられ
手に受けて、
春の夜の
お雛まつりを
ふとおもふ。
おなじみの隣の雛は
こんな晩、
暗いお倉の片隅の
ひとりびとりの箱のなか。
ぱら、ぱら、と
きれぎれに
樋うつ音を聽いてゐよ。
あられ
あられ
初あられ。
(初あられ:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
空から降って来るあられ、
それを見ていて
お雛祭りのあられを連想したんですね。
冷たいあられと美味しいあられ、
あられもいろいろあるんですね。
鈴木 澪
昔は夜はほんとうに静かでしたね。
太陽と共に起きて太陽と共に家へ帰って。
静かな夜、すべての音が不思議な話しをするのです。
大西 進
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