このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「暗夜」です。
暗い廣い原つぱで、
誰か唱歌をうたつている。
高臺(たかだい)に並んだ窓の灯の、
一つを影が暗くする。
とほい巨きな都會(まち)の空、
ぽつと砂金をぼかしてる。
物干臺(ものほしだい)にひとり居て、
蜜柑たべたべ眺めてる。
(暗夜:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
人は時々、忙しい日常生活から
逃れたい思いになる時があります。
そんな時、遠い町の灯を見たり、
夕焼けを見たり、星空を見たり
することって良く有ります。
そして、小さなことで
悩んでいたりしたことを
忘れて心が穏やかになります。
鈴木 澪
夜は昔はまっ暗がり。
でも遠い都会は夜も電気が
夜空をうっすらと明るくする。
大西 進
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