このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「くれがた」です。
暗いお山に紅い窓、
窓のなかにはなにがある。
空つぽになつたゆりかごと、
涙をためた母さまと。
明るい空に金の月、
月の上にはなにがある。
あれはこがねのゆりかごよ、
その赤ちやんがねんねしてる。
(くれがた):金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
みすゞさんの気持ちが痛い程に感じます。
母親にとって子供とは
自分の命より大切なもの。
その子供がとつぜんいなくなるのは
何よりも辛いもの。
この詩では赤ちゃんが月の上の
こがねのゆりかごで眠っている。
なぜかホッとします。
鈴木 澪
上弦の月は本当に舟のよう、
ゆりかごのよう。
でも、少し悲しい物語。
いなくなった赤ちゃんが空に
のぼっていったなんて。
大西 進
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