このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「數字」です。
二つと三つで五つです、
五つと七つで十二です。
一年生になりたては、
濱の小石を拾つて行つて、
それで算術習ひます。
何萬、何千、何百を、
割つたり、掛けたり、加へたり、
そんなお算用する今は、
サンタクロスの小父さんほども、
小石背負(しよ)はなきやなるまいに。
かろい鉛筆一本で、
書ける數字は、嬉しいな。
(數字:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
数字って本当に便利なものです。
どんな大きな数でも鉛筆一本で
表わすことができるのですから。
鈴木 澪
「一本の鉛筆があれば……」
私なら絵を描きます。
いや白い紙に5本の横線を引いて
白と黒の玉を並べます。
大西 進
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