このページでは金子みすゞさんの

本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「報恩講」です。

「お番」の晩は雪のころ、 

 

雪はなくても暗のころ。

 

くらい夜みちをお寺へつけば、

 

とても大きな蝋燭と、

 

とても大きな火鉢で、

 

明るい、明るい、あたたかい。

 

大人はしつとりお話で、

 

子供は騒いぢや叱られる。

 

だけど、明るくにぎやかで、

 

友だちやみんなよつてゐて、

 

なにかしないぢやゐられない。

 

更けてお家へかへつても、

 

なにかうれしい、ねられない。

 

「お番」の晩は夜なかでも、

 

からころ足駄の音がする。

 

(報恩講:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

みすゞさんは子供心の代弁者です。

 

言葉の選び方が、その時の様子を

 

生き生きと物語ります。

 

思わず、そうそうとうなずいてしまいます。

 

鈴木 澪

 

 

子どもは、集ってあそぶのが大好き、

 

それが子ども。

 

今の子に、こんな体験わかるかなァ。

 

子どもは集れば、

 

その環境の中であそびを考えたもんだね。

 

大西 進