このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「しもやけ」です。
しもやけの
すこうしかゆい小春日に、
お背戸の山茶花咲きました。
その花折つて髪にさし、
そしてしもやけ見てゐたら、
ふつと、私がお噺(はなし)の、
継娘(ままこ)のやうにおもはれて、
淺黄に澄んだお空さへ、
なにかさみしくなりました。
(しもやけ:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
「お前は橋の下で拾われたんだよ」
という冗談をまにうけて、
もしかして本当は自分はままこなのかも、
と考えて独りぼっち空想の世界で
悲しくなったりすることって
きっとだれでもあったのでは。
鈴木 澪
あかぎれ、
しもやけは水仕事しない子どもたちも
冬になやまされたっけ。
私もいつも手足はそうだった。
そんな時代をふと思って読んで
昔を思う私です。
大西 進
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