このページでは金子みすゞさんの

本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「学校へゆくみち」です。

學校へゆくみち、ながいから、 

いつもお話、かんがへる。

 

みちで誰かに逢はなけりや、

學校へつくまでかんがへる。

 

だけど誰かと出逢つたら、

朝の挨拶せにやならぬ。

 

すると私はおもひ出す、

お天氣のこと、霜のこと、

田圃がさびしくなつたこと。

 

だから、私はゆくみちで、

ほかの誰にも逢はないで、

そのおはなしのすまぬうち、

御門をくぐる方がいい。

 

(學校へゆくみち:金子みすゞ)

『金子みすゞ全集』(JULA出版局)より

 

みすゞさんはいつでも

お話を考えていたんだなあ、

と思わされる詩です。

やはり、そのような人でなければ

こんなに多くの詩は作れなかったことでしょう。

 

鈴木 澪

 

学生時代から「物書き」さんだった、

との自伝ですね。

見るものすべておはなしにして、

出会う草木と会話して、

雲をみても山をみても海をみても、

そしてみえないものにまで。

 

大西 進

 

 

 

 

明日もぜひ見て下さいね。

(更新は午前中の予定)