このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「独楽の実」です。
赤くて小さい獨樂の實よ
あまくて澁いこまの實よ。
お掌(てて)の上でこまの實を
ひとつ廻しちやひとつ食べ
みんななくなりやまた探す。
ひとりだけれど、草山に
赤いその實はかず知れず
茨のかげにのぞいてて、
ひとりだけれど、草山で
獨樂を廻せば日も闌(た)ける。
(獨樂の實:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
手のひらの上で回せる「こまの実」を
わたしは知りません。
おまけに食べることができるなんて、
それは良い実ですね。
みすゞさんの様子が目に浮かびます。
鈴木 澪
子どもの時、石や木の実は
なぜか宝物みたいに大事にします。
木の実は鳥もたべるけど、子どももたべます。
今日は一日中草山でしたね。
大西 進
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