このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「畠の雨」です。
大根(だいこ)ばたけの春の雨、
青い葉つぱの上にきて、
小さなこゑで笑ふ雨。
大根ばたけの晝の雨、
あかい砂地の土にきて、
だまつてさみしくもぐる雨。
(畠の雨:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
雨の降る様子を、よーく
観察しているみすゞさん。
雨に対して、生きているような感覚を持つと、
こんな詩が生まれるのでしょう。
鋭い感受性です。
鈴木 澪
雨の音といえば、
どんなオノマトペをいいますか?
ピッチピッチチャップですか、
みすゞさんの目と耳はすごい!
音もない雨ではなく
「もぐる雨」なんてすてき!
大西 進
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