このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「祭のあくる日」です。
きのふ、神輿の賑ひに
つい浮かされて殘つたが
昨夜は遠いお囃子に
芝居の夢をみてゐたが
覺めて母さん呼んだとき
みんなに、みんなで笑はれて
そつと出てみた裏山の
おいてけぼりのお月さま
(祭のあくる日:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
自分のことをみんなが笑って、
自分はさみしくなって、
そんな時の心持ちを表現するのに
ピッタリのおいてけぼりのお月さま。
鈴木 澪
明日もぜひ見て下さいね。
(更新は午前中の予定)
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