このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「踏切」です。
踏切の小屋は大きな空の下。
小屋のおもてで爺さんは、
けふの新聞よんでゐる。
ながい、ながい、影ばうし、
裾に嫁菜の花が咲き、
胸のあたりで蟲がなく。
踏切の柵はしィろい空のなか。
草の葉かげでこほろぎは、
晝の月見てないてゐる。
(踏切:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
昔の踏切は手動で、その番人がいたんですね。
それは大抵おじいさんの仕事。
のどかな情景です。
鈴木 澪
一つ前の詩「はつ秋」と連なっていますね。
秋の空は雲が高い。同じ白い雲でも、
夏は低くクロ味もある。
秋の空は雲が高く白い。
大西 進
明日もぜひ見て下さいね。
(更新は午前中の予定)
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