このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「振子」です。
時計の窓をのぞいてる
止つたふり子はさびしさう。
窓のそとには、街がみえ
子供が縄とびしてゐるに、
だれかみつけてくれないか
鞦韆(ぶらんこ)押してくれないか。
窓の硝子をのぞいてる
錆びたふり子は、さびしさう。
(振子:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
止まった時計は用が足りません。
人でも道具でも用無しになってしまったら、
それは悲しいです。寂しいです。
世の中、人のために
仕事ができることが生き甲斐というものです。
鈴木 澪
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