このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「梨の芯」です。
梨の芯はすてるもの、だから
芯まで食べる子、けちんぼよ。
梨の芯はすてるもの、だけど
そこらへはうる子、ずるい子よ。
梨の芯はすてるもの、だから
芥箱へ入れる子、お悧巧よ。
そこらへすてた梨の芯、
蟻がやんやら、ひいてゆく。
「ずるい子ちやん、ありがとよ。」
芥箱へいれた梨の芯、
芥取爺さん、取りに來て、
だまつてごろごろひいてゆく。
(梨の芯:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
「捨てる神あれば拾う神あり」ではありませんが、
ゴミをそこら辺に捨てる悪い子も
役に立っていることもあるんだ。
って変に感心していしまいます。
鈴木 澪
すいかの白いところ、梨の芯は
昔から親から子への語りつぎ、
「けち」ではなくのこすものよ、と教わった。
たしかに梨はありさんですいかは
虫やかぶとむしのえさにしましたね。
大西 進
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