このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「足ぶみ」です。
わらびみたよな雲が出て、
空には春が來ましたよ。
ひとりで青空みてゐたら、
ひとりで足ぶみしましたよ。
ひとりで足ぶみしてゐたら、
ひとりで笑へて來ましたよ。
ひとりで笑つてして居たら、
誰かが笑つて來ましたよ。
からたち垣根が芽をふいて、
小徑(こみち)にも春が來ましたよ。
(足ぶみ:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
幸せって伝導するものなんだなあと、
この詩を読んで思います。
笑いは人にも移ります。
いつもニコニコ顏でいたいものです。
鈴木 澪
雲の形はこの詩のように、
夏はもくもく、秋はウロコ。
春の空は春の野山を
うつしているかのように、
うっすらかすんで美しい。
大西 進
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