このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「夢から夢を」です。
一寸法師はどこにゐる。
一寸法師は身がかるい、
夢から夢を飛んで渡る。
そして晝間はどこにゐる。
晝も夢みる子供等の、
夢から夢を飛んで渡る。
夢のないときや、どこにゐる。
夢のないときや、わからない、
夢のないときや、ないゆゑに。
(夢から夢を:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』(JULA出版局)より
みすゞさんの詩には一寸法師が
何度か登場します。
小さな小さな一寸法師だから
夢の中を自由に行き来できるんだ、
と教えてくれました。
小さいけれど大きな大きな夢をもって……。
鈴木 澪
昼も夢みるこどもらの夢から夢をとんで
一寸法師は旅をしているのですね。
遠い昔の物語から産まれて子どもの中に
ずっとつづいて生きてきて……。
大西 進
明日もぜひ見て下さいね。
(更新は午前中の予定)
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