このページでは金子みすゞさんの

本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「赤い靴」です。

 空はきのふもけふも青い、

 

路はきのふもけふも白い。

 

溝のふちにも花が咲いた。

 

小さいはこべの花が咲いた。

 

坊やもべべがかろくなつて、

 

一足、二足、あるき出した。

 

一足踏んでは得意さうに、

 

笑ふ、笑ふ、聲を立てて。

 

買つたばかしの赤い靴で、

 

坊や、あんよ、春が來たよ。

 

 

(赤い靴:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

生まれた子供が、

 

あるいは孫がやっと

 

よちよちと歩き出す、

 

その微笑ましい姿を嬉しく

 

思わない人はいません。

 

生きる希望にもつながります。

 

鈴木 澪

 

 

歩きはじめの幼な子が

 

身軽になる早春。

 

春が来たんだね。

 

大西 進