このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「闇夜の星」です。
闇夜に迷子の
星ひとつ。
あの子は
女の子でせうか。
私のやうに
ひとりぼつちの、
あの子は
女の子でせうか。
(闇夜の星:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
このような詩があるのは、
とても悲しく思えます。
みすゞさん自身満たされぬ淋しい思いを
この世の中に感じていたのでしょうか。
それとも多感な少女のもつ
センチメンタルな表現なのでしょうか。
鈴木 澪
「あの子は女の子でしょうか」
と二度問いかけます。
女の子でなくてはならないのです。
まっくらい中で行き先をさがす
私のように、絵をイメージすると
希望の星のように光ってみえました。
曲は後半、スキャットにして
そのことを表現してみました。
よくアンコールされる曲です。
(曲集・4集に収録)
大西 進