このページでは金子みすゞさんの

本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「とんび」です。

とんびとろとろ 

 

輪を描いた。

 

あの輪のまん中

 

さがしたか。

 

海なら鰮が十萬よ、

 

陸ならねずみが一ぴきよ。

 

とんびとろとろ

 

輪を描いた。

 

その輪のまん中

 

みあげたら、

 

ぽつかり、まひるの

 

お月さま。

 

 

(とんび:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

とんびの輪の中、いわしがドッサリ、

 

大漁です。

 

海のお魚はみすゞさんの心の中にも

 

豊富にあります。

 

とんびの輪の中、こんどはお月さまが見えます。

 

とんびが飛んでるのって、

 

いかにものどかな気持ちになります。

 

とんびというと、江ノ島のとんびが有名ですが、

 

生きた魚を採ったり、

 

人のお弁当を盗んだりというのは珍しいそうですね。

 

鈴木 澪