このページでは金子みすゞさんの

本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「鬼味噌」です。

鬼味噌、泣き味噌、 

 

内べんけい、

 

表へ出るたび

 

泣いてもどる。

 

鬼味噌、泣き味噌、

 

をかしいな、

 

うちでは妹を

 

いぢめてる。

 

鬼味噌、泣き味噌、

 

誰があそぶ、

 

鬼と、みそつちよと

 

二人あそぶ。

 

 

(鬼味噌:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

内べんけいは本当は外でも強くなりたい、

 

と思っています。それができない歯がゆさ、

 

淋しい気持ちで誰か遊んで、

 

と心が叫んでいます。

 

鈴木 澪

 

 

子どもはハヤシことばをつくるのが

 

昔からうまかった。

 

自分のことならじっとがまんするのだが

 

「お前の母さん……」

 

と母さんの悪口言われると、

 

みなムキになって、チガウチガウと口ゲンカ、

 

今のいじめとはちょっとちがった。

 

大西 進