このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「さびしいとき」です。
私がさびしいときに、
よその人は知らないの。
私がさびしいときに、
お友だちは笑ふの。
私がさびしいときに、
お母さんはやさしいの。
私がさびしいときに、
佛さまはさびしいの。
(さびしいとき:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
人間はみなさびしい生きものです。
人間だけじゃないかも知れませんが……。
みすゞさんは特に感受性豊かな少女であったし、
多感な少女時代にはよりさびしさを
強く感じとっていたのでしょう。
人間はさびしいから、
気をまぎらす為に色々なことをします。
そして、やさしくもなれます。
鈴木 澪
お母さんは、ほんとうにやさしかったのですね。
みすゞの一人娘のふうちゃんはこの詩が大好き。
母を感じる時です、と私に語ってくれました。
大西 進
このページは Cookie(クッキー)を利用しています。
このサイトでは快適な閲覧のために Cookie を使用しています。Cookie の使用に同意いただける場合は、「同意します」をクリックしてください。詳細については Cookie ポリシーをご確認ください。 詳細は こちら