このページでは金子みすゞさんの

本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「星のかず」です。

  十(とを)しきやない

 

指で、

 

お星の

 

かずを、

 

かずへて

 

ゐるよ。

 

きのふも

 

けふも。

 

十しきやない

 

指で、

 

お星の

 

かずを、

 

かずへて

 

ゆかう。

 

いついつ

 

までも。

 

(星のかず:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

指が10本しかないことをみすゞさんは

 

星をかぞえる事で改めて示しています。

 

それは人間と自然(宇宙)のあまりの

 

スケールの違いを表しているのでしょう。

 

その小さな人間でも宇宙を見渡し、

 

10本しかない手のゆびですこしずつ

 

すこしずつ数えることはできるんですね。

 

それにしても、みすゞさんの少女の頃の

 

その夜空には、今東京に住む私には

 

想像もつかない、

 

まさに満天の星空だったことでしょう。

 

都会では星はあまり見ることができませんが、

 

たまには夜空を見上げ、物思いにふける……

 

そうした時間を持つ、

 

こうしたゆとりは欲しいものです。

 

鈴木 澪

 

 

一番星みーつけた。二番星みーつけた。

 

三番星、四ばん星……。

 

いつも、どこかでだれかがそうしている。

 

私はいまの年でも、夕星をかぞえるのが好き。

 

満天の星になったら、

 

もう数えられませんね。

 

大西 進