このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「夢賣り」です。
年のはじめに
夢賣りは、
よい初夢を
賣りにくる。
たからの船に
山のやう、
よい初夢を
積んでくる。
そしてやさしい
夢賣りは、
夢の買へない
うら町の、
さびしい子等の
ところへも、
だまつて夢を
おいてゆく。
(夢賣り:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
みすゞさんは夢売りの詩の中でも
心やさしさをかもし出しています。
どうしたらこんな心やさしさが
生まれるのでしょうか?
いつもいつも日影のモノ達を
見つめる暖かなまなざし。
私の描くイラストもこんなやさしさが
出せたらいいのにと
いつも思ってはいるのですが……。
みすゞさんの夢はいったいどんな
ものだったのでしょうか。
われわれ凡人には計り知れない
遠大なものだったのか、
それともささやかなものだったのか、
夢はいくら大きく持ってもいいのですから、
大いに夢を実現すべくがんばりましょう。
鈴木 澪
ゆめをうる呼び声がきこえてきますよ。
「ゆ~め、ゆめ、ゆめはいらんかえ~、ゆめ。」
夢は未来です。未来は希望です。
明るいですね。
世界中の子どもたちが平和な自然に
囲まれて笑い声をあげ、
かけまわっている初夢が見たいものです。
曲のあたまに、夢うりのうり声を
入れたくなりました。
大西 進