このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「硝子のなか」です。
おもての雪が見えるので、
ひらひらお花のやうなので、
明り障子の繪硝子を、
お炬燵(こた)にあたつて見てゐたら、
うらの木小屋へ木をとりに、
雪のふるなかを歩いてく、
お祖母さまのうしろかげ、
ちらちら映つて、消えました。
(硝子のなか:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
家の中は、暖かく雪もお花のように感じます。
外は寒く、木を取りにゆく
おばあさんは気の毒そう。
鈴木 澪
こたつにあたりながら、
寒い中ご用をするおばあさんに気遣って。
大西 進
このページは Cookie(クッキー)を利用しています。
このサイトでは快適な閲覧のために Cookie を使用しています。Cookie の使用に同意いただける場合は、「同意します」をクリックしてください。詳細については Cookie ポリシーをご確認ください。 詳細は こちら