このページでは金子みすゞさんの

本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「町の馬」です。

山のお馬は

 

酒屋のかどに、

 

町のお馬は

 

魚屋のまへに。

 

山のお馬は

 

いそいそかへる、

 

積荷おろして

 

山へとかへる。

 

町のお馬は

 

かなしい馬よ、

 

おさかな積んで

 

遠い遠い町へ

 

叱られ、叱られ、

 

曵いてく馬よ。

 

(町の馬:金子みすゞ)

『金子みすゞ全集』(JULA出版局)より

 

 

馬でも人間でも立場の違いで、

不公平な思いをすることが多々あります。

町の馬はその立場上虐げられている人々のことを思い、

一種社会風刺的な感がします。

恵まれている者、恵まれぬ者、

その不公平感を疑問に思うみすゞさんの

「弱者を思いやる」気持ちが出ています。

 

鈴木 澪

 

明日もぜひ見て下さいね。

(更新は午前中の予定)