このページでは金子みすゞさんの本日の詩をご紹介しています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「金魚」です。

月はいきするたびごとに


あのやはらかな、なつかしい


月のひかりを吐くのです。


花はいきするたびごとに


あのきよらかな、かぐはしい


花のにほひをはくのです。


金魚はいきするたびごとに


あのお噺の継子のやうに


きれいな寶玉(たま)をはくのです。


(金魚:金子みすゞ)


月も花も「いき」をしているんですね。ひかりやいきを吐く、と表

現するのはいかにもみすゞさんらしいところだと思います。そして

金魚もいきをして、それを吐き出します。それが何と宝の玉とは。


鈴木 澪


月の光は「はく」のですね。花もにおうのではなく「はく」のですね。

人は何を「はく」のでしょう、「わらい」でしょうか?


大西 進



明日もまた見て下さいね。

(午前中に配信予定)